酸化防止剤って何?

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酸化防止剤の正体

ワインに添加される酸化防止剤の正体は、

亜硫酸塩=二酸化硫黄(SO2)

のことだ。

酸化防止剤の役割

殺菌効果と酸化防止の2つの役割がある。

殺菌効果というのは、醸造中に入れるタルに発生する雑菌を殺菌するのが目的。
酸化防止効果は、醸造中の果汁の酸化を防ぐのと、ワインになってからの酸化を防ぐのが目的。

心配なのは、
「工業化が進んだために酸化防止剤と使い始めたのか?」
と言う点だが、古くから使われてきたものであって、
「金儲けのために添加物を入れて安く造る・・・」
という目的ではないようだ。

まずは一安心だ。

酸化防止剤の健康への影響

では健康への被害はどうか?

日本で許容される量は350mg/kgということだが、
亜硫酸アレルギーの人以外は相当少ない量なので、心配はいらない。

ソムリエさんのように年数百本を飲む人でも、
健康被害に影響をおよぼすような量ではない。

ただし、350ml/kgの規定量の何十倍の量を何十年も
摂取し続けるとヤバいかもしれない(無理だけど)。

休肝日なしでアルコールを飲み続ける方が危険だろう、きっと。


追記:
ちょっと酸化防止剤としての亜硫酸塩について追記しておこう。

酸化防止剤の添加物(亜硫酸塩)についての歴史は古く、
古代ローマ時代から使用されているらしい。

そして、添加物と聞くと何やらコワいものに思えるが、
豆腐を固めるニガリも添加物に分類されるように、
全ての添加物がコワいものというワケではない。

添加物にも危険なものとそうでないものがあるのだ。

では、危険かどうかの判断だが、
添加物の専門家である安部司氏いわく、
『マウスの実験だけじゃなくて、人体で実験しないとわからない』
という結論らしい。

これはどういうことか?
つまり、古くから豆腐にニガリを使って我々の先祖が大丈夫だったので、
ニガリは危険ではない、ということだ。
だから、古代ローマ時代からワインに亜硫酸塩入れて飲み続けても大丈夫なので、
こちらも危険ではない、ということなのだ。
※もちろん、摂取量については法律を守って、という前提だ。

まぁ、亜硫酸塩そのものは殺菌するための『毒』だから、
摂り過ぎは危険だし、少量の化学物質でも体調が悪ければNGということはあるだろう。
(体調が悪いなら、そもそも酒を飲むなって話もあるし・・・。)

温泉にも化学物質は含まれるが、気にする人はいないだろう。
雑菌だっていっぱいだし・・・。
でもだから危険だとか、だから温泉に入るなとか言わないでしょう。

結局、これはも用法と用量の問題としか言えない。
だから、亜硫酸塩は『毒』だから摂取したらアカン!
みたいに恐怖心をあおるのはやめて頂きたい。

大人として自分で判断すればいいじゃないの。

また、安部司氏いわく、
本当に危険なのは食品に使われ始めてからの歴史の浅い食品添加物のことで、
マウスによる実験で大丈夫だからと言って、まだ良いも悪いも言えないとのことだ。

どうせなら、こっちを目の敵にしたらどうだい?

 

酸化防止剤無添加のワイン

いちおう酸化防止剤無添加のワインも存在するが、
非常に少なく、ワイン自体が酸化しやすい。
というより、酸化防止剤無添加のワインの数自体が非常に少ない。


追記:
また、酸化防止剤無添加・・・って言う前に、
亜硫酸塩は古代ローマ時代から使っていて、大きな問題になっていない。
いや、むしろ品質安定させるために必要なモノなので、
ワインを飲むなら摂取することは当然だと思うべきだろう。

そして、安部司氏の説明によると、無添加表示には裏技があって、
添加物を使いまくっても無添加と表示する法の抜け穴もあるのだ。

それは、キャリーオーバーというらしい。

例えば、あなたが添加物がタップリ入ったワインを買ってきて、
そこへさらに添加物がタップリ入ったシロップを入れてビン詰めして売るとする。
法律で指定されている『食品添加物』を、『あなたの手で』あなたが加えないなら、
あなたはこのシロップ入りワインを、堂々と無添加と表示して売ることができる、
・・・というカラクリらしい。

この、原材料(ここではワインとシロップが原材料になる)に含まれる添加物について、
あなたは表示する義務がない・・・ってのが、そのキャリーオーバーということだ。
(安部司氏著『食品の裏側』で勉強しました。)

だから、別に人体に影響が無さそうな亜硫酸塩のことを目の敵にして、
食品添加物というだけで恐れる人への販売アピールの材料として、
あえて『酸化防止剤無添加!』なんて書かれていると、
逆に色々と裏側がないのかな?って思ってしまうのだ・・・。

添加物だらけの濃縮還元ジュースを『原料』として輸入してきて、
原料には水以外加えずにブドウジュースにしてから発酵させれば、
『法律的には無添加と表示できる』ワインが出来上がる。

仮に、売っている『酸化防止剤無添加』のワインが、
こだわっている分だけ値段が高ければ納得できるが、
安いワインで無添加って時は、何か裏があるかもしれないので注意が必要だな。

安い、おいしい、酸化防止剤無添加、品質は安全・・・って、
そんな自分にだけ都合のよいことって、普通はないんだな。

それから、酸化防止剤として『亜硫酸塩』は長い使用の歴史があるが、
保存料のソルビン酸や酸味料が入ってるワインは気を付けた方がいいらしい。
(安部司氏著『安心な食品の見分け方』P119)

ワインの酸化防止剤として気にしなくていいのは、亜硫酸塩だ。
覚えておこうな。

(追記は以上)

ここまで聞いてもまだ酸化防止剤のことが気になるなら、
そもそもワインは飲まない方が賢明だろう。
他にも良いお酒はたくさんあるし、ワインバーでもビールくらいは置いてくれてるし。

もとより気づいてないだけで、亜硫酸塩よりもっと体に悪い添加物を摂ってるんだし。



 

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